幻想遊戯Electric
こんばんは
今日は冬至ですね。ついこの間新年になったかと思っていたのにもう年の終わりとは、本当に1年が過ぎるのはあっという間です。ゆず湯につかりつつ1年を思い返しても、今年は忙しかったなあという印象でした。みなさんはどんな1年でしたでしょうか。
さて、久しぶりの投稿ですが今回はまらしぃさんの東方ピアノアレンジCD第34弾「幻想遊戯Electric」のご紹介です。
わたしが聴いたまらしぃさんの東方ピアノアレンジCDはこれで(たぶん)13枚目になります。
幻想遊戯Electric
「しっとり大人な東方アレンジ」と謳っているとおり、ジャケットイラストもムードのある演出です。スポットライトで仄かに照らされている感じですかね、レミリアさん帽子もドレスもゴージャスに大人仕様でかわいいですね。表情もぐっと大人びていて堂々としています。
収録曲は
1.竹取飛翔〜Lunatic Princess
2.亡き王女の為のセプテット
3.上海紅茶館〜Chinese Tea
4.芥川龍之介の河童〜Candid Friend
5.フォールオブフォール〜秋めく滝
6.天空の花の都
7.廃獄ララバイ
8.ヴォヤージュ1970
9.ピュアヒューリーズ〜心の在処
10.輝く針の小人族〜Little princess
11.偶像に世界を委ねて〜Idoratrize World
12.デザイアドライブ
です。
ここ最近全然まらしぃさんの生放送を見られていないわたしですが、ほぼ前に聞いたことのある選曲でしたので絶対良い！と確信をもって聴き始められました。大人なアレンジというだけあり、全体の雰囲気は静かで落ち着いた感じです。今回はエレクトリック・ピアノでの演奏ということで、ホールにふわっと響くあの感じとはまた違って、細やかな技巧が映える音色ですね。
というわけで、ではわたしはまったくつゆほども音楽について詳しくないのですけど聴かせていただいた感想っぽい何かを書きますと、
まず1曲目の竹取飛翔、出だしから雰囲気出てます。生放送を見られていないわたしは「大人の時間」の演奏というものがどんな感じなのかわからなかったのですが、出だしの1音めでこれか！って納得の音でした。エレピなので音がぷわっとしていて、でも低音が心地よく響いてとても落ち着きます。左手の少しはねた弾き方が好きなところです。
そして亡き王女の為のセプテットに入るのですが、こちらも出だしの妖しげアレンジが秀逸でした。メロディラインの裏で鳴るすごくすごい技巧の音におお〜ってなります。わたしの記憶の中の、美しいアレンジで弾かれるこの曲とはまた全く違うアレンジですが、こちらもすごくかっこいいアレンジでした。
3曲めの上海紅茶館は、雨の日の昼下がりにティータイムをとりながら聴きたい感じのアレンジです。聴いていると自分に酔えます笑。原曲も落ち着いた雰囲気ですが、その素敵な雰囲気に、さらにムードを盛りつけた趣深い音色です。
芥川龍之介の河童は、前からまらしぃさんの弾くこの曲が大好きでしたのでアレンジがすごく楽しみな1曲でした。いつもはきれいめかつ静かな感じですが、今回のアレンジは静かな雰囲気はそのままに夜っぽさの感じられる音色でした。静かな場所で星空なんかを眺めながら聴きたい1曲です。
次のフォールオブフォールは、出だしが高音なのできれいめアレンジなのかなと思いきや、低音も程よく入って重厚な演奏です。途中もの悲しく胸がきゅっとする部分があり、心をつかまれました。終わり方も情感たっぷりです。
6曲めの天空の花の都は原曲より少しはねた感じのアレンジでした。とととととっと連続で単音を弾くところとか(わたしの語彙力の限界)、途中ジャジーでムーディーな部分があり、そこのたたみかけるようなぐいぐいくる音色とか(表現力が皆無)、そのあたりがたまらない一曲です。
7曲めの廃獄ララバイは、ろじえも(まらしぃさん、drmさん、タブクリアさんによるスリーピースインストバンド)による演奏が超絶好きでして、ろじえもの印象が強いのですが、ピアノ一本の廃獄ララバイもやっぱりいいなあと感じ入る素敵なアレンジでした。ろじえもアレンジは静謐なRPG感のある雰囲気で、まらしぃさんアレンジは少しどっしりしてる感じです。例えるとろじえもは清流、まらしぃさんは大河でしょうか...表現がアレかもですが、そんな違いを感じます。
ヴォヤージュ1970は大人アレンジってどうするんだろうと思いながら聴きましたが、見事な大人アレンジでした。きれいなメロディラインを残しつつ、低音ではやる感じと不安定さを巧みに表現されていて、平和なゴールデンタイムドラマを深夜枠に落とし込んだらこうなったという気がします。
次のピュアヒューリーズは、出だしの低音が心躍る音でした。この曲も途中大胆ムーディーアレンジで魅せてくれます。そして左手の音がなんだろう...まらしぃさんぽいというか、指があのすごい跳躍をする安定の弾き方で懐かしさを感じさせてくれました。
輝く針の小人族は、かつて最初にまらしぃさんの演奏するこの曲を聴いて一瞬で好きになった曲です。東方の曲って本当にメロディがすばらしくて、一気に心をもってかれるメロディばかりですよね。それがまらしぃさんの音色になるとまたより一層輝くんです。今回のアレンジは跳ねを控えめに、ゆったりたっぷり情感込めて、しっとり増しになっていると感じました。
次の偶像に世界を委ねてという曲は、唯一このCDで初めて聴く曲でした。聴いたらとても切ないメロディで、このCDで選曲された理由がわかりました。妖しげとかムーディーとはまた違った大人っぽさがあります。凛としてきりっとまとめられていて、ラストから２曲めにふさわしく、終わりが近づいていると予感させます。夢のような時間から少しずつ現実に戻るような気分にさせてくれます。
最後のデザイアドライブも、映画のエンドロールに流れていてもおかしくないラスト感があふれていました。出だしの部分が特にそう思わせるアレンジです。さらにメロディラインの裏の音がポーンポーンと伸びていてゆったりしているので、気持ちが終わりに向けてとても自然に向かっていけました。
というわけで、ここまでCDを聴きながら感想的なものを書いてみましたが、改めてじっくり聴くとどの曲も心にしみます。日々のイライラもふっとびますね！目を閉じてだらーんとして聴くのが最高に最高なんです。リラックスできるソファーか何かでお茶を片手に聴くのも優雅で素敵ですが、布団でだらだらもおすすめの聴き方です。
わたしはまらしぃさんの東方アレンジCDは睡眠導入音楽だと勝手に思っているのでだいたい毎回寝る前に聴かせてもらっているのですけど、今回もやっぱり眠る前にぴったりでした。
というわけでまらしぃさんお疲れさまでした！！！！！
いつもすてきなCDありがとうございます！！！！！！！！！！
まらしぃさんがアレンジすると、原曲の雰囲気はそのままに、かつまらしぃさんの音になってしまうのですごいです。まるで魔法のようですね！(？)東方の曲はどれもとてもメロディアスで、新しい曲を知るたびにまたZUNさんを尊敬します。
というわけでぜひぜひ！みなさんまらしぃさんの幻想遊戯Electricを聴きましょう聴きましょう！！
と言いたいところですが、最近はCDの受注期間を限って販売しているようなのですね。残念ながら今はもう手に入らない...悲しい...
ところが！そんな方に朗報です！なんとまらしぃさんの新譜が出るそうです！現在(2021年12月)受付中だそうですよー！
さあさあ買いましょう買いましょう！
タイトルは「幻想遊戯 Piano Collection」というみたいです。
なんと、お得なグッズとのセット販売もあるらしいですよ！
さあさあ買いましょう買いましょう！！！(宣伝)
詳しくはまらしぃさんのツイッターやHPをチェックすれば情報がのっているはずです。
お見逃しなく^_−☆
それでは長々と読んでくださってありがとうございました〜＾∇＾
良いお年を
